温故知新

2013年7月 3日 水曜日

復興支援

あの東日本大震災から2年と4か月経とうとしています。
多方面のご尽力によってかなり復旧できている部分もある中、一向にはかどっていない面もあるようです。

当社でも、住宅や寺社建築復興のため東北の設計事務所や建設グループの応援・支援をしています。
なかなか現地に行くことは難しいのですが、出来ることをやって行きたいと思います。

また、いつ災害が起きても対処できるよう、水・食糧に加え、住宅や職場での避難経路の確保や設備整理なども
日頃から備えていくことを忘れずにいたいと思います。

いつかどこかでだれかの役に立てることを願い、今できることをやっていくしか離れて支援できることはありません。

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2012年6月 5日 火曜日

職人たちの技~石垣

前からすごいと思っていたものに、お城の石垣があります。
建築同様土木においても、時代とともに変遷があり、その時代の武将やたずわさった人たちの逸話など、歴史マニアにはたまらないだろうなあと思います。
私は指示した責任者もさることながら、実際積んでいく工事を行った職人たちの技に感動するのですが。


江戸城田安門近くの石垣

なおこの写真は昨年の地震で全体的に少しずれてしまったそうで、これは修理し終わった状態です。
積み直しの現場も時間と手間がかかったでしょう。
有名な外堀の石垣とは違い近代の石垣だと思いますが、こんなに重いものを積み組み合わせる技は今も簡単ではないはずです。

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2012年6月 1日 金曜日

職人たちの技~「根継」

根継、というのは「ねつぎ」と読みます。建築一般に柱の根継のことを言います。
伝統工法・在来工法ともに、木造は柱が要です。
が、木造である以上、時間の経過とともに木は傷みます。特に、地面に近い根元部分は水が入りやすく、腐朽しやすくなります。床から下の部分にその傷みが集中することが殆どで、床から上はまだ全然大丈夫なのに・・・ということも多いです。

国宝や重要文化財の建物は何百年も前の建築ですが、柱の根元に関しては、取り替えていなければ、根継してあります。
なかには、よ~く目を凝らしてみないと継いであることに気付かないものもあるくらいです。
昔の、大工の技術はすごいです。でも、ワザ師は大工だけではありません。
また、現代の職人たちも負けてはいないはず。

それぞれに「すごいなあ」と感心しながら、「昔の人のように、適切に、うまく処置できれば・・・いい方法を考えていい技術があれば、もっともっとそのものを生かすことや輝かせることもできるはず」と思うのです。
奈良・東大寺南大門

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2012年5月 4日 金曜日

「旧鎌倉園」見学

連休中、神奈川県古民家再生協会支部主催にて、「旧鎌倉園」の見学及び実地講習機会を得ました。
元は、製薬会社社長別邸として大江新太郎設計により迎賓館の性格を持って建てられ、一部飛騨の民家を移築したものです。

鎌倉の小さな一山まるまる敷地かと思うように中は広大で、車で入った門を閉められたら出られないような怖さも感じましたが、
ひとたび入ってしまえば、扇状に視界の開けた先に相模湾が一望できて別世界に来たようでした。

敷地内には、書院及び草庵茶室、寄付待合からのアプローチなど垣間見れて感激でした。

座敷周りは昭和9年の新築当初に作られた感じで、折上合天井や花頭窓などの意匠が凝らしてありました。
圧巻は2階のホールで、ここでダンスやビリヤードを楽しんでいたと思われます。
移築民家の大梁の存在感に圧倒されました。中央は差し掛けのトップライト。
窓も大きく、元の豪壮だったと思われる民家のイメージと真逆に、新築当時の
雨戸や開き窓、建具意匠に興味を惹かれました。
再生の場合、具体的にこれらを機能させなければならない身として研究する
参加者たちでした。

珍しいものを見せて頂きました。
この旧鎌倉園は現在は鎌倉市に寄贈され、今後の用途など検討中とのことです。
是非、価値ある文化財として活かして頂きたいと思います。
見学にご尽力くださった渡辺議員、鎌倉市役所にも感謝です。

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2012年4月 8日 日曜日

文化財古民家復元工事の記録映画

某新聞の地域版掲載の記事を頼りに、国の重要文化財登録された古民家が焼失後復元工事された際の映像を映画としての初公開に行ってきました。(川崎市アートセンター)
民家は「旧太田家住宅」といい、川崎市民家園に茨城県から移築されたものでした。焼失は民家園近くの公園から飛んできたロケット花火による事故、とのことでした。それでも全焼は免れ、半分は残ったので復元が進んだのでしょう。

正直、あんなに沢山の方が見に来ているとは驚きでした。満席です。
映像は、記録映画ということでかなりマニアックで建築的な説明を必要とする場面が多かったのですが
ちゃんと図なども織り込んであり、予想より丁寧に感じました。
工事に携わった棟梁の話も期待以上に多くのことを語ってくれていました。

燃え残った材木の再利用処理や、番付打ちや、既存材と新規材の配置や、ほどくところ、
組立の苦労など。
若い弟子に「チョウナ削り」をやらせてみせてるところは、棟梁の懐の大きさを感じました。
そうやって「技術」を伝えていかないと、育てていかないと廃れてしまう世界、ですね。

上映後の民家園園長と映像プロデューサーの対談も興味深く、
茅葺屋根の茅の中に火種が入ってしまい、その場合は茅を崩して元火を取り出すのが一番の消火方法、だとかは
新鮮な発見でした。(なかなかその知識を活かす場面はないと思いますが)

質問コーナーでは、大学や専門学校で映像やデザインを学んでいる学生さんらの参加で
いろんな人がいろんな見方をするんだ、ということにも感激しました。

ここではあの、法隆寺の宮大工・西岡常一棟梁の映画も上映されるそうです。
民家園にもまた出かけたいものです。

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