家づくりポリシー

2011年12月 7日 水曜日

耐震補強工事の実態(4)~耐震補強工事~

さて、案が決まったら、工事の工程を考え、必要に応じて、着工日の前に近隣あいさつをします。
耐震改修の場合、ほとんどが「既存部分の解体・撤去」が伴います。
かなり小さな部分であっても、多少の騒音はあります。
また、工事するお部屋・隣接するお部屋のご使用はご遠慮していただきます。
特に、ご高齢者がいらっしゃる場合には、工事中可能であれば外出をお勧めします。
たとえ音がしなくても、日常の暮らしに他人がいるのは落ち着かないものです。

TV番組のように派手な演出はしませんが、解体には音のほかに「ホコリ」が舞います。
もちろん汚れないように床や壁には養生をするのですが、結構舞ってしまうので、
工事前にはなるべく荷物などを片づけて頂きます。
(大物の処分があれば、有料ですが当社でもできますのでお気軽にお申し付けください。)

木造在来工法の住宅の補強方法にはいろいろあり、基礎補強、壁の筋違補強、壁の構造用合板補強、小屋裏の水平補強、構造補強などにより、工程や日程がかなり変わってきます。
もっとも簡単と言えるのは、床・天井を解体することなく、室内の壁片面の仕上げを解体してその内部に
認定を受けた方式の補強材(木材+金物)などを設置して、また仕上げを復旧する方法と思います。
ただ、この方法はあり程度強度があると見込まれる建物の強度補充に関して有効で、
評点の小さめの建物の場合には、もっと強度ポイントの高い工法を使わないと、全体の強度upにはなりません。
この工事だと慣れている職人なら1か所数日で終わりますので、住みながらの耐震補強には最適です。

さて実際工事を進めた際、一番注目するのは、解体工事です。
多くの場合、新築時の図面がなかったり、描かれていなかったり、その通りに建てられていないことも
あります。リフォームにだけ携わった場合には、それ以前のことがわからないのです。

いわゆる「開けてみてびっくり」ということは多々あります。
どういうことかというと、
・予想以上に部材が傷んでいた
・予想外に部材が小さかった
・予想外の部材を使っていた
・予想外の工法を使用していた

見積をする際には、建物の築年数や状況から、大体の危険率は見ているのですが、
具体的に次のようなことがあれば、早急に対処策を考えなければなりません。

・柱・土台が蟻害(シロアリ)にあっていた、腐朽度合いが大きかった
・筋違が折れていた
・添えるべき補強材が使われてなかった
・部分的に混構造になっていた
ということがあり、工事中に、かなり修正を迫られることがあります。
費用が変わってくることもありますから、お客様には正直にお話しします。

というように、実は「補強」前の段階が非常に大事になって参ります。
是非、経験のある、いい職人といい管理者(または監理者)を選んで頂きたいと思います。






投稿者 目黒区の一級建築士事務所オリガミックアーキテクチャー

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