温故知新

2012年4月 8日 日曜日

文化財古民家復元工事の記録映画

某新聞の地域版掲載の記事を頼りに、国の重要文化財登録された古民家が焼失後復元工事された際の映像を映画としての初公開に行ってきました。(川崎市アートセンター)
民家は「旧太田家住宅」といい、川崎市民家園に茨城県から移築されたものでした。焼失は民家園近くの公園から飛んできたロケット花火による事故、とのことでした。それでも全焼は免れ、半分は残ったので復元が進んだのでしょう。

正直、あんなに沢山の方が見に来ているとは驚きでした。満席です。
映像は、記録映画ということでかなりマニアックで建築的な説明を必要とする場面が多かったのですが
ちゃんと図なども織り込んであり、予想より丁寧に感じました。
工事に携わった棟梁の話も期待以上に多くのことを語ってくれていました。

燃え残った材木の再利用処理や、番付打ちや、既存材と新規材の配置や、ほどくところ、
組立の苦労など。
若い弟子に「チョウナ削り」をやらせてみせてるところは、棟梁の懐の大きさを感じました。
そうやって「技術」を伝えていかないと、育てていかないと廃れてしまう世界、ですね。

上映後の民家園園長と映像プロデューサーの対談も興味深く、
茅葺屋根の茅の中に火種が入ってしまい、その場合は茅を崩して元火を取り出すのが一番の消火方法、だとかは
新鮮な発見でした。(なかなかその知識を活かす場面はないと思いますが)

質問コーナーでは、大学や専門学校で映像やデザインを学んでいる学生さんらの参加で
いろんな人がいろんな見方をするんだ、ということにも感激しました。

ここではあの、法隆寺の宮大工・西岡常一棟梁の映画も上映されるそうです。
民家園にもまた出かけたいものです。

投稿者 目黒区の一級建築士事務所オリガミックアーキテクチャー

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