家づくりポリシー

2013年8月21日 水曜日

マンションリフォームの落とし穴

 とある古いマンションのリフォームの再調査に行ってきました。

事前にメールで何度もやり取りをさせて頂いたこともあり、お客様の方で初回にお部屋の間取図の用意や管理会社への相談などを進めて下さり、大変スムーズな打ち合わせとなりました。
 が、気になる点を発見。今回リフォームで取り払う予定の壁が、図面上、いやに厚いのです。

実際現地で軽く叩くと、内部は空洞があるようでしたが、やはり隣り合う部屋の寸法からすると、クローゼットに隠れている壁の厚みが20cm以上あることになるのです。・・・まさか、構造コンクリート?でなければ配管(ダクト)スペース?の可能性が考えられます。

 マンションですから、構造上必要なコンクリート壁は撤去することはできません(技術的には可能かもしれませんが)。
それが外壁側でなく内壁の場合は、必要な壁かどうかはそのマンションの構造により異なります。

 即、管理会社に連絡を取り、翌日詳しい建築図面を見せてもらうことにしました。これも調査の一つです。
某大手不動産会社さんの不動産の資格を持ったご担当者さんが親切に分厚い図面のコピーファイルごとを持ってきてくれて助かりました。何百枚もある縮小版の図面の中から、平面詳細図、設備図(電気・給排水・空調)、構造図(コンクリート柱・梁寸法、各伏図、軸組図)などをあたり、必要最少限度の図面をコピーしてもらいました。

 すると、驚くべきことに、図面上には、今回撤去しようとした壁には鉄筋コンクリート造の壁が入っており、その近くには平行してやはり空調ダクトが通っていました。

 お客様には事情を説明し、出来れば壁の確認をさせてほしい事と、相見積(ほかの業者にも見積を同時に出している)の業者にも確認してほしい事お話しました。

 で、冒頭の再調査になったわけです。

 当日は鉄筋・電気配線・金属を探知するセンサーにて壁の表面を調査、反対側の壁面を調査しました。が、壁がふかしてあることで空洞があるためセンサーが奥まで届かず、不明でした。反対側からは梁がコンクリート製というところまでわかるのですが・・・。
でも、20数センチの厚みの謎が疑わしいことは確かなのです。

 工期を急がれているにも関わらず疑問が解けないことと、他社さんがやる気なので、参考見積だけおいて今回は当社は降りさせて頂くことをお願いしました。

 せっかく声を掛けて頂いたのに、申し訳ないことです。2回もお時間頂いてしまいました。
しかし、私どもは責任施工でやっておりますので、こういうことも仕方ないと思っております。
そして、そんなご理解のあるお客さまに恵まれ、今後ともいいお付き合いをさせて頂けたら、最高です。










投稿者 目黒区の一級建築士事務所オリガミックアーキテクチャー

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