家づくりポリシー

2017年1月27日 金曜日

耐震性を高めたリフォーム工事の件(その2)耐震性とは

さて。
「耐震性を高める」とはいいますが、具体的にはどいうことなのか?、果たして我が家に可能なのか?が重要です。

まず、耐震性とは何か。
文字通り、建物が地震に耐える性能のこと。地震の大きな揺れによって生じる構造体が受ける衝撃に耐えうる力、です。

住宅の品質性能に「耐震等級」というものがあります。
等級は1~3級まで定められており、新築時の確認申請で求められる基準は1級にあたり、
数字が上がる方が耐震等級が高くなり、より強固な建物という品質の指標となります。


耐震のほかに似た言葉で「免震」「制震」というものがあります。
簡単にひとことで表現しますと。

・免震構造=地震による衝撃を建物が受けにくくする装置などを基礎構造部分などに設置して、建物を揺れから逃す構造

・制震構造=地震による衝撃そのものを抑えようとする動きを生じさせる構造


高層ビルやマンションは大地震時に高層階の揺れが著しいため免震構造とすることが多くなりました。
阪神大震災では揺れに耐えきれなかった上階が折れてしまった建物がありました。
ただ免震構造は基礎部分に免震装置やメンテのため敷地内にそのためのスペースが必要なので、
ある程度の規模のものになるでしょう。

制震は実務的には、箇所ごとの装置として、耐震構造にプラスアルファで用いられています。
つまり一般住宅ではまずは耐震性を高めることが必要になっています。

では、実際に
建てられている建物の耐震性がどうしたらわかるのでしょう?

現在重要視されているのは、建物の剛性(強さ)とバランスです。

バランスは見た感じでわかることもありますが、強さはぱっと見ただけではわかりません。
なので、設計図や構造計算書などの設計図書を調べ、また実際の建物の現況を調べて判断します。


建物全体をリフォーム、設備や間取変更を伴うことも多きので、今どきの言葉でいうとリノベーションですね。
大規模リフォームの時は必ず、耐震性を含めた構造をチェックすることが必須だと思います。

が、部分的なリフォームだから関係ないよね、というときも、実は知らずに重要な壁を撤去してしまう可能性もあることは前回お話しましたが、
逆に、数か所補強するだけで建物全体の耐震性を高めることができる可能性だってあるのです。

騒音・振動・埃問題があるので是非にとおススメするわけではありませんが、仮住まいなしで居住中でも工事が可能な場合があります。

きちんと計算して計画するのであれば、耐震リフォームの中に、有効な「部分工事」だってあり、なのです。

そのために、「耐震診断」を行い、リフォームするついでに耐震性を高めることが出来たら、なおよろしいと思うのです。









投稿者 目黒区の一級建築士事務所オリガミックアーキテクチャー

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