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木造住宅を強くする

想い出の詰まった住まいを甦らせる

毎日片時も離さずにいる携帯電話でさえ、2年もすれば電池の持ちが悪いとか新しい機種が出て機能が便利だとかで、簡単に買い換えてしまう可能性がある昨今。
変えない理由を問われて出した答えが「思い入れがあるから」というのに、何故か陳腐に思えたり・・・することはありませんか?
でも、ほんとは気が付いている人は結構います。

もちろん、小さな理由はたくさんあるんだけど、一番大きな理由が「思い入れがある」「愛着がある」ということで、昔から同じ鞄を使い続けたり、親の母校にを志望したり、引っ越しをしなかったり・・・。きっとそれってその人の大事な「キホン」なんだと思うのです。価値観とか方針とか考え方とか人生観とか。
最近はいろんなことが急展開で変わっていきますが、変わらないでいるようにすることって実は、相当の維持努力が必要なんだと思うのです。

例えば、思い入れのある、思い出の詰まった住まいを、壊さず、活かして住み続けることができないか…といえば、できると思います。打合せや調査や予算や設計をちゃんとやる、という維持努力は必要ですが。ある程度の時間や手間は必要です。
真剣に、考えてみてはいかがでしょうか。考えるだけ考えてみてもいいのではないでしょうか。無駄ということはありません。それだけの価値は絶対あるからです。

「再生」の決め手

昔、設計事務所勤務時代にある民家調査に行きました。平面図などを取った後命じられた私は一人で小屋裏に潜りました。民家の小屋裏は梁組や軸組や屋根の構造などがわかるので調査は必須です。
(日常生活には必要ないので家の方もよくは知らない部分です)で、その民家で私が上ろうとすると奥様が心配そうな顔してましたので「小屋裏の魅力」を教えたのです。
そして、上がったところ、驚きました。小屋裏には水平方向、小屋方向にブレース(鉄筋のバッテン、です)がたくさん入っていたのです。

なんと奥様が嫁入りされる前に、古い耐震補強がしてあったんですね。私、一人で感激してしまいました。それまで、古いからって不便だからって、奥様は実は「再生」に反対だったようなのです。それが、小屋裏から生還した当時20代の私が「小屋の梁組がきれいだった」(蜘蛛の巣や埃はたくさんあります)「耐震補強がすでにしてあってすごい」(調整は必要)などとべた褒めしたので、価値がひっくり返ったみたいで「そうなの?」「そうです」「再生できる?」「もちろんできます。いい材料です。再生すればもっときれいにもなります。」本心からそう思いました。
「再生」をみたことのない人には資料を見せて最終的に「信じてくれ」というしかないのですが。

不思議なのですが、今まで、再生した箇所でクレームが来たことがありません。・・・再生しなかったところ(つまり既存のまま)に関しては、その後不具合が出てきてやっぱり直したりなどあるのですが。・・・だいたい満足していただいていると思っていいのかなと思っています。

日本の古い住まいはとても素敵です。ただ、今ちょっとその価値が埋没してしまっているだけで、探し出して掃除して手をかけて光をあててやれば、新しいものに負けないくらい、あるいはそれ以上にぐっとくるものになるのです。人間も若いばかりより、ちょっと味も身もある中高年の方が魅力的ということもありますしね。

昨年、売りに出ていた(と言っても建物価値は0で土地の値段で)、私と同い年の民家を再生するお仕事をしました。耐震補強をいっぱいして、大規模なお化粧直しも致しましたが、いささか複雑な心境になりました。自分も再生される年頃なのかと・・・(Yes)。

あ、でもそもそも終わったつもりになってないから「再生」ではないですね・・・。民家自身も、自分では終わったつもりにはなってないのかも知れませんよね。自分はまだまだ現役のつもりだったのに、と。あなたの住まいは、どう思っているんでしょう?
聞けるなら、聞いてみたいですね。
建築は、再生の専門家なら判断できます。新築専門の方ではない方がいいと思います。

日本でも、法隆寺に代表されるように古い寺院では柱の根継ぎや梁の入れ替え屋根葺替や移築などはずっとされてきています。最近のはやりではなく伝統的に行われてきたことです。古い建築に理解のある建築家・施工業者をお選びください。
私でよければ、甦ることができるかどうか検討させてもらいたいと存じます。ぜひ、調査をご用命ください。

地震に負けない家づくり

今、強い住まいが求められています。強い住まいとは何か。
地震に強い、津波に強い、天災に強い。火災に強い。防犯に強い。そのうち小説の中だけでなく、窓もない地下のシェルターに暮らす人も増えてくるのかもしれません。
それでもこの間の大地震で、「まず倒れない家、多少崩れても生き延びることが出来る家」を100%目指すというささやかな願い・目標を見つけました。
 
知り合いが中古の家を探していました。築浅は高いから、わざと古めな木造を選んで好きにリフォームしたら楽しそうっていうことでした。彼女は築40年以上経つ、でもそれなりにしっかりした家を選びました。「決めようと思うんだけど、どう?」という彼女に言いました。「耐震改修するんだったら勧める」。いくら本人が納得していても、もしもの時に自分の大事な知人の家が崩れてしまったら・・・。自分がこんな仕事(不動産と建築)してるのに悔やんでも悔やみきれないでしょう。

そう思うと、その地域の地盤は大丈夫か、付近はどんな状況か…気が気ではありません。今回の東日本の自身の際には知人宅の耐震改修はとっくに終わっていたので安心でしたが、同じくらい古い家はきっとかろうじて保っている状況だったりかもしれない・・・と心配しています。

改修は2の次にしても、今住んでいる住まいがそれだけ大丈夫か、是非耐震診断をして調べてみてほしいのです。

耐震改修といっても、今はいろいろな方法ができるようになっています。
確かに、自治体から助成金もらって評点1.0以上になるようにきっちり補強できればいうことないのだけど、昭和の建物は0.5を切るものも多くて(先の知人宅は0.25でした)。新耐震基準といわれる平成12年以降の新築でも0.8位のものも多いのだそうです。(木耐協調べ)
評点1.0というのは、震度強の地震で「一応倒壊しない」とされていて、一応0.7以上では「倒壊する可能性がある」、0.7未満で「倒壊する可能性が高い」となっています。
ですから、0.7未満の場合、せめて0.7以上になるように補強すれば、一段階危険度が低くなるわけです。

先日伺ったお宅は、数年前に「耐震改修」をして補強したのだけれど、どの程度大丈夫かわからないので知りたいということで耐震診断を申し込まれました。 

そんなところからでいいのです。
まず本当のことを知ることから始めなければ、と皆さんが気付き始めたのですから。

大切なお金の話

設計・施工・監理セット割引、及び各キャンペーン割引等があります。
具体的には対象建築物次第ですので詳細はその都度お問い合わせください。

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